
「ウォーターサーバーがあったら便利だろうけど高そうだしデメリットも気になる…」
という方が少なくありません。お友達の家にあったりすると、「便利そうだなぁ」と思う反面、「意外と場所とるんだなぁ」とか「けっこう音が気になるかも…」といったデメリットにも気づいたりします。
使いだしてから後悔しない為にも、良い面・悪い面は予め知っておきたいですよね。そこで、ウォーターサーバーのメリット・デメリットを思いつく限り書き出してみました。
まだどのメーカーにするか決まっていないんですが、お試しできるサーバーを試したりしているので、実際にウォーターサーバーを使って感じたメリットとデメリットをご紹介できると思います。
ウォーターサーバーが気になっているけど、「メリットやデメリットをしっかりと把握したうえで契約したい」という方の参考になれば幸いです。
意外と多いウォーターサーバーの6つのデメリット
※見たい項目をタップすると詳細説明にうつります
まずはウォーターサーバーを使ってみて感じたデメリットからご紹介します。アレもコレもと書き足していたら意外と出てきました。
メリットは後で気づいても良いんですが、デメリットは先に知っておいた方が良いのでぜひチェックしてみて下さいね。
ペットボトルや浄水器と比べると割高
1Lあたりの 値段イメージ |
特徴 | |
---|---|---|
ウォーターサーバー | 100~180円 | RO水と天然水を選べる 高い お湯・冷水が直ぐ出る お水が届く エコ |
浄水器 | 80円~ | 元は水道水 お水の値段が気にならない 飲むほどお得 レンタル料と電気代だけ ゴミが出ない 工事が必要 |
ペットボトル | 50~60円 | 天然水が安い 買ってくるのが手間 沸かす・冷やす手間 ゴミが多い |
ウォーターサーバーはサーバーレンタル料や電気代もかかるので、最もお水が割高です。ただ、ペットボトルを買いに行かずに済みますし、プラゴミも減らせてエコです。
お水はRO水と天然水を選べますが、天然水の方が割高です。使いたい時に直ぐお湯や冷水が出るのはかなり便利ですが、価格面でのデメリットは大きいですね。
浄水器は元が水道水なのでお水代を気にせずに飲めます。サーバーレンタルと電気代・メンテナンス料などの固定費を、飲んだ分のお水で割っていくイメージです。
冷水・温水が出る浄水サーバーもありますが、元が水道水なので味わうというよりは安心なお水を、値段を気にせず使えるのが醍醐味ですね。
ペットボトルのお水は最も安くて飲んだ分しかお金がかかりません。スーパーなので1本(2L)100円程度で売っているお水ですね。
天然水なのに1Lあたり50円程度で飲めますが、買いにいく手間や沸かす・冷やす手間、大量のプラスチックごみが出てしまいます。
思ってるよりもサーバーが置き場所を取る
メジャーなどを使って大きさをイメージすることはできますが、いざ目の前にしてみるとかなり存在感がありますし、思っている以上に場所を取ります。
ウォーターサーバーは良く「A4サイズ一枚分」と紹介されることが多いですが、だいたいがA4用紙+αくらいの幅と奥行きがあります。
また、床置きタイプなら成人女性の胸の高さくらいまで、卓上タイプでもひざ上くらいまでの高さがあります。
ボトル交換や日常メンテナンスが必要
浄水サーバーとは違い、ウォーターサーバーだとボトルの交換が必要です。また、ペットボトルは飲み終われば捨てるだけですが、サーバーは注水口を拭いたり、排気部分を掃除機で吸ったりといった日常メンテナンスが必要です。
1週間に1度~汚れが気になったタイミングで行えば十分ですが、注水口はけっこう汚れやすいので綿棒などを使った定期的な清掃が必要です。これは浄水サーバーも宅配のウォーターサーバーも同様ですね。
ボトルの保管場所が必要
メーカーやサーバーによってお水のボトルは様々ですが、「1週間に1度の定期注文」か「その都度注文」するケースが多いです。
ペットボトルのお水も同じだと思いますが、多少はストックしますよね。「その都度注文」であっても翌日届くわけではないので、ボトルをストックしておく場所が必要になります。
また、リターナブル(回収)ボトルだとボトルをリユースするのでエコなんですが、ストックとは別に飲み終わったボトルも置いておく場所が必要になります。
音が気になる人もいる
私は全く気になりませんが、ウォーターサーバーの動作音(冷蔵庫みたいな音)や、注水時にボトルに空気が入る「ボコッ」という音、同じくボトルが収縮する時の「ベコッ」という音が気になるという方もいるようです。
確かに寝室に置いておくと動作音は気になるかもしれませんが、「ボコッ」や「ベコッ」という音は基本的に注水時にしかしない音なので、そんなに気になるかな?という感じです。
動作音は浄水サーバーでもしますし、「ボコッ」という音なら音の大小はあっても、ペットボトルからお水をそそぐ時にも似たような音はしますからね。
どこにでも設置できるわけじゃない
お水の劣化や電気代を上げない為にも、直射日光や屋外を避けて左右と後ろは10㎝程度空けておく必要があります。また、延長コードは避けた方が良いのでコンセントの近くに設置することになります。
ウォーターサーバーの大きさだけで「ここならギリギリ置けるな」というのはNGです。特に、後ろの排気面は熱を逃がす部分なので、冷蔵庫同様に壁から少し離して設置する必要があります。
このように、設置場所には条件があるので必然的に設置場所が限られてしまいます。
ウォーターサーバーの9つのメリット
- 冷水・温水がすぐに使える
- 料理に美味しい水を使える
- 重い水を買う必要がなくなる
- 塩素やカルキ臭が気にならないお水を飲める
- ミルク作りがとにかくラク
- 水分補給が習慣づいて健康的
- 災害時の貯蓄水になる
- サーバーによってはインテリアにもなる
- ゴミを減らせてエコ
※見たい項目をタップすると詳細説明にうつります
先にデメリットをご紹介しましたが、ウォーターサーバーはメリットの方が多いので安心してください。ここからは9つのメリットをご紹介します。
冷水・温水がすぐに使える
「冷水・温水が直ぐに使える」のはウォーターサーバーにおける最大のメリットと言えます。
猛暑の中帰ってきて、コップに冷水を注いで直ぐに飲める。カップ麺や即席のお味噌汁などにお湯を注いで直ぐに作れる。
浄水サーバーも同じことができますが、ペットボトルのお水では沸かしたり冷やしておいたお水を出したりとひと手間も二手間もかかってしまいます。
料理に美味しい水を使える
ちょっと贅沢な使い方ですが、炊飯や汁物などにも美味しいお水を使えます。ペットボトルでも問題ありませんが、ウォーターサーバーならお湯を使えます。
朝や夕方の忙しい時間にお湯が使えると、汁物などを作る時かなりの時短になります。和食には硬度が低い(ミネラルが少ない)方が合うと言われているので、低価格なRO水も相性が良いです。
重い水を買う必要がなくなる
ウォーターサーバーがあれば、もう重たいお水を買いに行く必要はありません。これは浄水サーバーでも同じことが言えますね。
1本ずつ小まめに買えば重さは解消されますが、買い忘れがあったり切らしてしまうこともありますよね。だからといってまとめて買うと重い…、まさに私がこの状態でした。
少し割高になりますが、ペットボトルのお水を購入している方には通販をオススメします。割高になってもウォーターサーバーのお水よりは安上がりですからね。
また、ペットボトルのお水を冷蔵庫で冷やしたり、フタを開けて注ぐ、また冷蔵庫に戻すといった動作もいらなくなります。
塩素やカルキ臭が気にならないお水を飲める
ウォーターサーバーなら水道水の塩素やカルキ臭も気にせず、おいしいお水をゴクゴク飲めます。高機能の浄水サーバーやペットボトルのお水でも変わりが効きますね。
ウォーターサーバーは、放射性物質やミネラル分も取り除いたRO水と、殺菌処理した天然水を選ぶことができます。
水道水に含まれる塩素は体に害のない量ですが、ニオイが気になるという方は「ブリタ」などの浄水ポットもオススメです。
ミルク作りがとにかくラク
ミルク作りはとにかくラクになります。なんといっても温水(ミルクを溶かす)と冷水(ミルクを冷ます)がその場ですぐ使えるというのがメリットですね。
我が家ではもう卒乳していますが、当時は電気ポットのお湯でミルクを溶かして、水道水を使ってミルクを冷ましていたので、お腹が減って泣き出してからミルクをあげるまでに5分以上かかっていました。
日中は良いんですが、やっぱり気になるのは深夜ですね。ご近所も気になりましたし、上の子も起きてしまわないかとソワソワしながらやっていた記憶があります。
ウォーターサーバーがあると本当にミルクを直ぐに作れるので、妊婦さんや授乳中の赤ちゃんがいるお母さんにはぜひオススメします。
なんだかんだ離乳食になってもお湯や冷水って使えるので、思っている以上に長く活躍してくれますよ。
水分補給が習慣づいて健康的
クリクラなどで無料お試しさせてもらって実感しましたが、ウォーターサーバーがあると冷水やお湯を直ぐに飲めるので、お水を飲む習慣が身に付きます。
紅茶や珈琲を飲みたい時にも便利ですし、お水を飲むことでお通じが良くなったりむくみの解消にも良いと言われています。
ただ、お水の健康効果については常温水が良いと言われています。最近は常温水が飲めるサーバーもあるので、お水による健康効果に期待したい方は、常温水が飲めるサーバーがオススメです。
災害時の貯蓄水になる
災害で水道が止まってしまった場合、ウォーターサーバーのお水は貯蓄水にもなります。これは、水道直結型の浄水サーバーには無いメリットですね。
貯蓄水としても考えている方には、ボトルを上部にセットできてコック式のサーバーがオススメです。このタイプは停電時でも常温水を出すことができます。
ボトルを足元にセットするタイプや、電子ボタンでお水を出すタイプのサーバーは、停電時には使えません。こういったタイプのサーバーを選ぶ時は、写真のようにボトルに直接取り付けできるコックを用意しておくと安心ですね。
ペットボトルのお水でも貯蓄水になりますが、ウォーターサーバーのお水は日常で使いながら常に新鮮なお水をストックできるというのがメリットになります。
※写真は「コスモウォーター」の「smartプラスサーバー」と「ポータブルスタンドセット」
サーバーによってはインテリアにもなる
最近は本当にオシャレなウォーターサーバーが増えました。下手な家具・家電よりもずっとオシャレで、インテリアとしてお部屋に置きたくなるようなサーバーもあります。
使い勝手や料金の問題もありますが、ボトルがむき出しになった「いかにもなデザインのサーバーはちょっと…」という方も、お部屋の雰囲気を壊さずにウォーターサーバーを使えます。
デザインにこだわったサーバーなら「フレシャス」か「プレミアムウォーター」で探すと、お気に入りのデザインが見つかるかもしれません。
ゴミを減らせてエコ
ウォーターサーバーならペットボトルを削減できます。ワンウェイタイプだと9~12Lのボトルを使い捨てるのでゼロにはなりませんが、それでもペットボトルと比べるとプラスチックの量はかなり減ります。
リターナブル(回収)ボトルならプラスチックゴミは一切出ないので非常にエコです。ボトルの交換がいらないという点では浄水サーバーもエコですね。
ペットボトルの方が安上がりではあるんですが、ラベルやキャップもプラスチックごみなので、未来の地球の為にウォーターサーバーを入れてみるというのも良いかもしれませんね。
ウォーターサーバーのメリット・デメリットまとめ
ウォーターサーバーにはメリットとデメリットがあります。メリットばかりに注目して契約すると、後で「こんなはずじゃなかったのに…」なんてことになるかもしれません。
ぜひ、デメリットも十分に理解した上でウォーターサーバーを契約してみて下さい。